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「文芸春秋」に父親についてのエッセーを寄稿

「文芸春秋」に父親についてのエッセーを寄稿

村上春樹さんが、5月10日発売の月刊誌「文芸春秋」6月号に「猫を棄てる ー 父親について語るときに僕の語ること」と題したエッセーを寄稿されました。
村上さんの小さい頃の貴重な写真付きで28ページ分あります。

2008年に90歳で他界した父の人生を、親子で交わした会話や関係者への聞き取りを基に詳述し、自らのルーツを明かしています。

小学校の低学年当時に父と一緒に猫を捨てに行ったエピソードから始まり、父について、その生い立ちや文学に打ち込んだ学生時代、軍務体験が3度に及んだことを記した。太平洋戦争の開戦間際に兵役を解かれたことが、後年の「負い目」となっていたことなどが生々しい筆致でつづられています。

ノモンハン事件を取り上げた「ねじまき鳥クロニクル」など、村上作品には戦争に関する内容が多くありますが、何故戦争や暴力をテーマに書いているのかが、わかるような内容となっています。

興味がある方は、是非読んでみて下さい。

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